ツミキ









   

『一生もの』

"一生もの"とは、ただ一生使えると言う事ではなく、 「愛着をもって大切に使い込むことで、一生付き合ってゆけるもの」だと思います。
素材の事も良く知り適切にお使いいただく事。
そして時々お手入れをする事も、とても大切なことです。

家具は長年使い続けると木が乾燥して痩せ、接合部等にガタツキが出てくるものもあります。
椅子など、人の体重が直接加わるものは特にそうですが、使っている中で過度の力が加わった時に折れて破壊するのではなく、接続部が外れること。
そういう風にちゃんと壊れたものは、ちゃんとした修理ができます。

一生付き合っていただくために、しっかりと修理ができることも大切だと考えています。

   

『受け継ぐこと』

私たちの工房には、今年91歳になる囲み火鉢があります。
91年前…おじいさんのおじいさん(上田梅太朗)が買ったものです。
その後、子供達へと渡っていき、今は私たちが使っています。
91年経った今でも見た目こそくたびれていますが、
その存在感は周りにあるつみ木の家具に負けない輝きを持っています。
あと9年で100年。きっと9年たっても、同じように輝いていると思います。
火鉢を通じて、逢った事もない梅太朗さんを近くに感じたり…とても不思議な気持ちです。

『何代にも渡り使ってほしい』
そう言いつつ100年後に私たちはいません。
その言葉の信憑性に不安は感じますが、この火鉢を見ていると未知な100年後に対してとても勇気が湧いてきます。
私たちもこの火鉢のように、いつか誰かの家で"誰がつくったかわからないけれどずっとそこにあるような家具"をつくっていきたい。
そう想い、日々つくっています。



つみ木 >> TOPページへ